お臍にはじまり、お臍に終わる。
チネイザンには、必ず、お臍へのアプローチがあります。
ヘ、ヘソー!?
(恥ずかしいよー。綺麗にしてないよー。内臓じゃないじゃん!)
なんて、言葉が漏れた方いませんか?
臍について見る事も👀考える事もあまりないですよね。
むしろ、なんか恥ずかしい。
ダヴィンチの人体図でもお臍は中央。
そもそも、こんな穴が何故、身体の真ん中に?
さてさて、そのお臍、現代医療では、臍は胎生期の傷跡と言われ、生理的な機能は果たしていないとされています。
『なーんだ傷跡じゃん〜』
って思いますよね。
では、なぜ、臍にアプローチするのか。
それは、大切なライフラインだから。
臍は、母親と繋がっていた唯一の場所です。
その記憶は、皮膚や細胞に今なお刻まれており、お婆ちゃん、ひいお婆ちゃん、そのまた先のご先祖様たちと数珠のように繋がってきた命のネットワーク。
出産経験の有無に関わらず、命が連なる神聖なところなのです。
「お臍あたりから時空が変わった感じがした」
「お母さんを思い出した」
「むずむずした」
クライアントの反応は、様々。
微睡を感じることもあれば、硬さや痛みといった不快感を感じることもあります。
感情や過去のトラウマ、記憶が溜まるとも言われるお臍。
そもそも、「生まれる」は、胎児にとって人生一番の試練!
それだけストレスがかかる経験をした場所だけに、そこには感情との結びつきも強く、思考や情報、感情などが伝達されるとされるのは強ち間違いではないと思います。
さらに、解剖学的にも筋肉や筋膜と密接に関与しており、腰痛や肩こりなどの身体的な不調改善といった喜びを聞くこともあります。
でもやはり、チネイザンにおけるお臍の重要性は、"自分自身の可能性の扉を開いていく"ところなのだと思います。
英語で穴ではなくボタンと呼ばれているのもなるほどな〜と思ったり。
そんな秘めたボタンを、「ありがとう」と感謝を込めて触れさせていただいています。
施術は、お臍の周囲(穴の中ではないです)をグルグルとスパイラルを描きながら。
イメージとしては、クライアントの過去と今と未来が螺旋のように伸びて広がっていくように。
次第に変化する寝ているような起きているかのような瞑想状態は、まさに潜在意識と顕在意識の狭間。
その境目が融合していくことで、きっと自分自身の可能性が広がっていくのだと思います。
扉は内側にも外側にも開いていく。
命を育み、命を広げ、命を結ぶ。
自分にとって大切なメッセージがその入口には用意されているのかもしれないですね。
まずは、頭で理解するよりも、感じること。
ありのままの腹で、体感してみましょ🎶